シルエットの表現について

今回はシルエットの表現について紹介します。
光と影が交錯する中には、被写体に立体感が生まれ、思ってもみない形や面白さを再発見できます。影を追うことで、シルエットに単純化された別のフォルムが見えてきます。影を表現として活かすには、影の暗さの露出を適切に図ることが重要です。

 

 

シルエットはあらゆるものから作り出されます。まず、二次元の写真にすることを想像しながら、力強いはっきりとした形状もったものを被写体に選びます。シルエットは被写体の色味、トーンをみせることはできません。被写体の前にわずかな光があれば十分です。
といっても、フラッシュは絶対使用してはいけないものではなく、フラッシュを使った素晴らしいシルエット写真もあります。

 

 

シルエット写真のためのよく使われる光は、日没または日の出の光です。
例えば、鳥を被写体にシルエット写真を撮るとすると通常、最も良い背景は太陽が沈む状態で、明るい雲がない空を想像すると思います。
シルエット写真を撮る場合には、被写体の後ろに最も明るい光源をおき、その被写体が光源を隠すようにします。

撮影しようとしている被写体が複数のものであれば、シルエットはそれらの形を一つに繋がってしてしまう恐れがあるので注意が必要です。例えば、鳥が夕やけ空を横切っているときに木々などが鳥にかかっている場合などです。
これはフレーミングを上下左右に工夫することで、そのシルエットを分けることができます。それぞれのシルエットが識別できるように撮影しないと何が主題か分からない写真になってしまうからです。
カメラをオートモードで撮る場合は、フラッシュに注意が必要です。これは被写体を明るくしてしまうので、ちょっと工夫が必要です。まず、写真の明るい部分にカメラを向け、シャッターを半押しし、被写体を撮影します。
たいていのデジタルカメラはこの方法で主題となるシルエットを撮ることができると思います。
マニュアルモードで撮る場合は、シャッタースピードと絞りから始まります。シャッタースピードはまずは少し遅くして、被写体に対してどんな影響があるか確認していきます。
シルエット写真は多くの場合、フォーカスははっきりとしたものが良いかと思います。
被写体にフォーカスを合わせるにはシャッターを半押しにしますが、これは多少テクニックが必要なので慎重に撮影します。半押しを使わないようにする2つの方法があります。
一つ目にに、カメラにマニュアルのフォーカスがあれば、それを使ってフォーカスを合わせます。
次に、被写界震度を広くします。これは絞りを絞ることで、ピントのあっている範囲を広げることができます。
くっきりとした黒のシルエットは力強い写真で美しく、また主題に対してちょっとだけシルエットを伴った写真も非常に魅力的です。

 

 

皆さんも光をうまく使って、美しいシルエット写真に挑戦してみてはいかがでしょう?

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