お笑いとお肉大好き女子が【シズル】の意味を紹介してみる
「しずる?ああ、青春コントやってるあの漫才コンビね」
そうそう、あのシュールな芸風が癖になりますよねー…ってそっちのしずるじゃないって!
こんにちは!ノリ突っ込みに定評のある岩橋です!
最近はあまりお笑い番組見る機会減っちゃいましたが、皆さんはお笑い好きですか?私は大好きです!
冒頭に話題を出しました、お笑いコンビしずるは、ブラック系なネタが先行していましたが、私は学生コントが好きですね。
青春をこじらせた中二病的な展開、思わずクスッときますよね。
実は広告業界にも「しずる」という言葉があるんです。
広告用語でいう「シズル」とは、英語の擬態語【sizzle】からきており、もとは肉を焼いたときのジュージューという音のことです。そこから派生して、見ている人の食欲や購買意欲を刺激するような様子のことをシズル感というようになりました。業界では食べ物の音・におい・味わい などをイメージさせる写真や映像のほか、みずみずしさやジューシー感をいいます。
想像してみてください。ぺっこぺこにお腹を空かせて街を歩いている貴方。その目の前にある一枚のポスターが目に飛び込んできました。
煌々と赤く燃える炭火の網の上、並べられたカルビから滴り落ちる肉汁。鮮やかな肉の赤味と霜降りの白さが見事なコントラストを生みだしています。そこにあるのはただのポスターなのに、ジュージューと肉が焼ける音、沸き立つ煙、香ばしい香りまでもが頭をよぎっていきます。…どうですか?思わず「焼肉食べたい!!」って思っちゃいませんか?
そう、それがシズル感の持つ力なのです!
実際の制作現場では、我々広告マンがお客さんに「もっとシズル感出して!」と言われたら、料理に湯気を付けたり、飲み物であればグラスに水滴を付けたり、またはライティングを変えるなどして、いかに制作物に臨場感を持たせるか工夫を凝らしているのです。
とは言え、めったなことではお客さんに「もっとシズル感出して!」なんて言わせません。それは、弊社カメラマンの腕が確かだから!
そんな弊社カメラマンのプロフィールは紹介ページをご覧ください。
ちなみにお客さんのご予算の関係上、営業が撮影をさせていただくこともあります。
せっかくなので、もっと突っ込んで「お肉」のシズル感の出し方のお話をしてみましょう。
やわらかいお肉をレイアウトするには少し凍らせるとやりやすくなります。
重要なのはお肉の色。「赤」と「白」の絶妙な色のバランスが重要です。
最高に美味しそうに見える、その一瞬を逃さずに捉えます。
「あとでデジタル補正すれば良いやん。」という声が聞こえてきますが・・・そこは
プロとしてそのものの最高の姿を抑えたい、お客様が出会う状態でという気持ちが
あります。
さらに小道具の演出を、鍋であれば「湯気」と「泡」、食べるイメージであれば箸と
タレなどにも工夫します。
いかに見ている人に「美味しそう!」と思わせるか、そこが我々の腕の見せ所なのです。
見ていると私もお腹が減ってきました。おっと、シズル感に踊らされている…!