Cook Do回鍋肉で【販売促進】を紹介してみる
今回は私たち広告業者の永遠のテーマと言ってもいい【販売促進】についてです。
マーケティングには4つのPがあると言われています。Product(製品)、Price(価格)、Place(場所)、Promotionの4つです。その中のPromotionの1つが販売促進です。
広告物を使って、消費者の方が商品を買ってくれるようにその背中をそっと(?)後押しする活動のことをいいます。具体的なツールとしは、チラシ、ポスター、パンフレット、カタログ、POP、ディスプレイ、パッケージ、ノベルティ、サンプルなどがあげられますが、各種プロモーション活動(メーカー主導のキャンペーンやセルフリキデーションなど)も含む言葉なのです。食品スーパーに買い物に行ったときに、試食販売のウインナーを食べてみて、「あ、美味しい。明日の朝ご飯用にでも買っていっちゃおうかな」って、ついつい買い物かごに入れちゃうなんてことありませんか?それこそ、まさしく販売促進活動ですね。
最近の例をひとつご紹介しましょう。皆さん味の素様クックドゥの回鍋肉ってご存知ですよね。発売から35年以上広く親しまれているブランド商品ですが、ここ最近急激に売り上げを伸ばし、2014年3月時点の調査では、調理加工部門で第一位の売り上げを記録しています。商品の売り上げを後押ししたのが、このCM。
タレントの山口智允さんと女優の杉咲花さんが親子役で共演するこのCM。
特に会話を繰り広げるでもなく、ひたすら回鍋肉を口に運ぶ姿に、胃袋を刺激された方も多いのでは?ちなみに私もその一人です(笑)
クックドウは既に定着したブランドであるが故に、しばらく売り上げが足踏み状態でした。そこで味の素社は、「胃袋が本能的に求めてしまう」広告作りを目指そうと、2011年からCMを刷新。このCMが放映されると途端に売り上げは急上昇。この年で過去最高の売り上げ記録を更新したそうです。一方で、CMの咀嚼音や食べ方に対するクレームも多かったそうですが、それだけ注目が集まったというのは凄いことですね。
私たちも食品を扱っている企業様と多くお取引させて頂いていますので、まさしく「本能」に呼びかけ、購買行動を起こせるような販促提案を行っていきたいものです。