スーパーのチラシで【デザイン】を紹介してみる
今回のテーマは【デザイン】です。
私たち広告マンにとってはまさに根幹となるところですね。
辞書的な意味ですと「意匠」のことを指します。うーん、ちょっと聞きなれない言葉で難しく感じてしまいますかね。
広告用語では、「目的を持った計画、構想、設計、意匠」などが本来の意味になり、目標を達成するための情報伝達造形表現、またはその造形制作作業のこと意味します。この目標は、多くの場合、売り上げUPや会社の知名度UPなどが該当します。
グラフィック・デザインとかインダストリアル・デザインなどのデザイン対象による分類や新聞広告デザイン、ポスター広告デザインなど、媒体による区別があります。
アーティスティックな意味でデザインすることをお仕事とされている方の中には「型にはまらない作品を作りたい」とおっしゃる方もいると思いますが、我々広告業界が行うデザインには、実はある程度決まった型や法則があります。人間が興味を惹かれる・美しいと感じる比率・法則、決まり事などが存在するんですね。
皆さんスーパーさんのチラシって見たことありますよね。
ではそのチラシ、皆さん最初にどこに目が行きますか?多分大抵の方は見出しだったり、大きく掲載されている商品の写真だったりすると思います。
チラシの場合、多くは横書きで作られているものが多いので、見る人の視線は自然と「左から右、上から下」と流れていきます。
同様に、例えば飲食店さんのメニュー表で、縦書きで書かれているものなんかは、「上から下、右から左」が自然な視線の流れです。
ちょうどアルファベットのZの流れですね。
この人間の心理にもとづいて、売り出したい商品のチラシ内でのレイアウトを考えて配置しているんです。
視線を誘導させるなんてちょっと手品みたいですね。