サブリミナルは陰謀の匂い?
サブリミナルとは「潜在意識の」という意味で、
意識されなかったり刺激を感じないような、強さで提示される刺激のことであり、
そうした刺激を用いた広告のことをサブリミナル広告と呼びます。
有名なのが以下のお話、
1957年にヴィカリ(J.Vicary)が、
ニュージャージー州フォートリーの映画館で映画「ピクニック」の上映中に
1/3000秒の速さにより、「ポップコーンを食べろ」「コカコーラを飲め」という
メッセージを5秒間隔で挿入したところ、
ポップコーンの売上高が57.7%、コークの売上高が18・1%増大した
という実験結果を報告したことから話題となった。
ただ、この実験の信頼性というか、信憑性自体も問われており、
さまざまな追試が行われているものの、科学的に効果が立証されたことは
一度もありません。
ヴィカリ自身も後日、
「実験は当時行っていなかった。データは適当だった。話題作りの為だった。」
との証言もあり…。
また、サブリミナル実験騒動当時、
ヴィカリは「サブリミナルマシン」なるものの販売も計画していたとか…。
ここまで行くと、かなりオカルトチックな話になりますね。
効果などの実証はありませんが、
現在ではアメリカやカナダではサブリミナル広告は
”人を欺こうとしている”とされて禁止されており、
日本でもオウム事件時に問題視され放送業界にて厳しく規制されています。
逆に、サブリミナル効果を用いている事を公言して公開された
映画「RAMPO (奥山バージョン)」 はかなり話題になりました。
サブリミナルという言葉が独り歩きして、
話題作りをしている感のある言葉ですね。
キリンビールのラベルのたてがみの図柄にキリンの文字が隠されているのも
サブリミナル効果?
http://www.kirin.co.jp/products/beer/lager/about/symbol/index.html
偽造防止のようです。
ディズニーの映画「アナと雪の女王」には隠しキャラとして
ミッキーが出演しているそうですよ。