横組みでは横方向、縦組みでは縦方向に引かれた短い直線で、ダッシュともいいます。ダッシュの方が聞き覚えがあるかもしれません。元は欧文の記号ですね。和文のダーシは文字の中央、欧文はxハイト(小文字のxの高さ)の中央に揃えて引きます。2倍ダーシ「――」は文中に挿入し、話題の中断や転換、また繰り返し出てくる言葉の省略を表します。全角ダーシ「—」はパーレン「()」と同じ役割をします。2分ダーシ「–」は「1990–95年」のように2つの時限や場所をつなぐときに使われます。
ちなみに、ハイフン「-」と2分ダーシ「–」は見た目もちゃんと違うんですよ。使い方も違うので(ハイフンはx-heightのように言葉を繋げたり、wright-ingのように単語を分けて記載する場合に使います)、厳密な使い方をする場合はご注意を!