今回はアウトライン化に説明します。
アウトライン化とは、文字データ(フォントデータ)をベクターデータに変換するAdobe Systems社のグラフィックスソフト「Illustratorイラストレーター」の機能で、印刷会社などにデータを渡す際に必須になる重要な機能です。
かみ砕いて説明しますと、今までイラストレーター以外でもワードやエクセルなどのデータを、他のパソコンでプリントアウトしたいと思った時に勝手にフォントの形が変わって「なんじゃこりゃー!!!ヽ(#`Д´)ノ」となったことないですか?
その原因は、データを制作したパソコンにあったフォントが、プリントアウトしようと思ったパソコンにそのフォントが入ってないからなのです。
その現象をなくすために、このアウトライン化がもっとも有効な手段となります。
アウトライン化をすることによって、フォント情報と文字情報を消し、 他のパソコンでも思った通りのプリントアウトができるようになるのです。
あと他にもメリットとして、「文字にオリジナルの加工がしたなぁ〜(ーω-)」と思った時にアウトライン化することによって、文字の形状を簡単に変形!改造!変身!することができるようになります。
しかし、メリットもあればデメリットもあるのが世の常というものです。
アウトライン化すると、フォント情報と文字情報がなくなるため、文字の再編集ができなくなり、「文字を間違えたぁあぁぁぁ!」と思っても打ち直すことができません。
長い文や、まだ文章が変わる可能性がある場合は、データのバックアップをとってからにしましょう。
最後に、アウトライン化しプリンタでプリントアウトすると、文字が太くなることがありますが、印刷会社にデータを渡した場合、アウトライン前の太さで仕上がりますので、問題ありません。