動画制作において、重要なもの
それは前回にてご紹介したフレームレートと
もう一つ、それは画面比率です。
またの名をアスペクト比ともいいます。
昔はテレビが主流でしたが、昨今、ネットだ
地デジだと様々な媒体や企画がでてきており、
とても複雑になってきています。
この画面比率をきちんと抑えて置かないと
後々大変な苦労、またばクライアントからのクレームに
なりまねません、今回はこの画面比率について
ご紹介したいと思います。
1.画面比率とは?
映像における縦横比のことをいいます。
ワイド(16:9)、スタンダード(4:3)の2つが基本となります、
現在はワイドのディスプレイが主流となっているようです。
2.インチとは??
よく、テレビの大きさを表すインチという言葉ですが、
インチとは画面の対角線の長さを表します。
1インチは25.4mmなので、100インチだと
2510mmということになります。
しかしここで注意しておきたいのは、
アスペクト比によって縦と横の長さが変わってきます。
例えば16:9の100インチサイズのテレビの場合は
対角線は2540mmなので縦1246mm×横2215mmです
しかしながら
4:3になると
同じ対角線2540mmですが縦1525mm×横2033mmとなります。
なので同じ100インチでも面積が異なるので注意しましょう。
3.画面比率の種類
多くの種類がありますが、ここでは代表的な4種類をご紹介します。
ワイド…16:9
主にテレビ(地デジ)、ミュージックビデオ、DVD、ブルーレイ、youtube
シネスコ…2.35:1
映画
WXGA…16:10
パソコン画面
スタンダード…4:3
アナログテレビ、VHS
となります。まず、完成した映像をどのような画面で映すか
それによって撮影から、編集においての作業が違ってきますし
見ている人の印象も変わってきます。
スタンダードで撮影して、実はワイドで映すとなった場合は
左右に黒い線がでたり、上下が切れたりすることになりますので
動画制作の場合はぜひ確認する必要があるでしょう。
ここでご紹介した画面比率以外にも
写真の場合は4:3
映画の場合はよく耳にするIMAXは1.44:1
など、様々な比率があります。
これらをすべて覚える必要はありませんが、
自分が関わる映像がどのようなところで放映されるのかを
事前の打ち合わせなどで確認する必要があると思います。
ぜひぜひ頭の片隅でもよいので覚えていたほうが
良いと思います。