書評

2018.02.08

プロとして恥ずかしくないデザインの大原則

 

 

『プロとして恥ずかしくないデザインの大原則』

〈発行〉エムディエヌ・ムック

 

 

 

この本を選んだ理由


 

プロとして求められる「デザイン」とはどのようなものなのか?

デザイナーを名乗るなら知っておかなければならないことがあります、という副題の通り

私はデザイナーとして1年目なので、デザインについてまだまだ知らないことが多いため、

まずは少しでもデザインに関する知識を付けようと思い本書を選びました。

 

 

 

どんな本なのか?


 

本書は、

 

・レイアウト

・文字組

・配色

・タイトルや見出し

・グラフ

・画像の補正や加工

・印刷と製本

・アプリケーションの知識

 

といった8本立てで内容が展開されています。

 

各項目に様々な業種・形態の実際の広告写真がふんだんに使用されており、

実例を交えて分かりやすく説明してあります。

ひとつひとつの実例について具体的な言葉で説明してあるため、

「なんとなくこんなイメージなんだけど・・・」といったふわっとしたものがより理解しやすくなっていると思います。

 

例を挙げると、p71〜72の

 

・紙面の天側に大胆に配置したタイトル→力強くインパクトがある

・紙面の地側に配置したタイトル→安定感を印象づける

・紙面を斜めに横断させるタイトル→躍動感を演出する

・紙面の中央に配置したタイトル→しっとり感を演出する

 

など、紙面全体におけるタイトルの配置によっても与える印象が大きく異なることが分かります。

中でも紙面の中央に配置することが「しっとり感」を生み出すというのは

そのような発想が無かったので新たな発見でした。

 

特に私は普段タイトル周りやレイアウトのバランスにつまづいている部分があるので、

ビジュアルで見て「こういうことなんだ!」と噛み砕いて飲み込みやすい点は親切だなと思いました。

また各8項目の終わりには現役で活躍しているアートディレクターのノウハウコラムがあるので、

考え方や実践方法の説明があり良い勉強になります。

初心者やこれからデザインを始めようと思っている人にオススメの一冊です。

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