こんにちは。

少しずつ暖かくなり、春の兆しを感じる今日この頃です。

私は先日とうとう風邪をひいてしまったので、

季節の変わり目、体調管理に気をつけたいと思っています・・・。

さて。

主に名刺作成の際などでよく飛び交う言葉の中に

「オンデマンド印刷」、

そして「オフセット」印刷というものがあります。

はじめて依頼される方にとっては何がなんだかわからないというのは当然のこと。

「オンデマンド印刷ってなに！？」
「オフセット印刷ってなに！？」
「どっちがどう良いのだろう」

そんな疑問についてご説明します。

オンデマンド印刷とは

高細密のトナーによるレーザープリントのことで、

「カラーダイレクト印刷」とも呼ばれます。

On demandとは「要求があった時にサービスを提供する方式」で

版を使用せず、パソコンからデータをプリンタに送り印刷します。

版の作成が必要なくデジタルデータを直接出力するので、

1箱単位のカラー印刷や小ロットだと単価が安くなります。

また、短納期で制作が可能になり、スピーディな納品が可能です。

■オンデマンド印刷(カラーダイレクト印刷)のメリットは？

・小ロットでの印刷、または「種類が多数ある印刷物」に適しています。
・スピーディな対応が可能になるため、スピード印刷が実現できます。

■オンデマンド印刷(カラーダイレクト印刷)のデメリットは？

・色が毎回安定しない(気温などの要素も影響します。)
・広面積なベタ・アミカケ・グラデーションがあるとどうしてもムラがでます。
・特色(DIC)での印刷ができません。
・CMYKのインクトナーでフルカラーを表現するため、特色(DIC)での印刷ができません。
・上下左右2mmほどのズレが生じやすいため、緻密なデザインの再現には向きません。
・プリンターを使用するため、紙の種類、厚さに制限があります(厚すぎず、薄すぎず)
・細かい文字はにじんでしまう可能性もあります。

オフセット印刷とは

顔料油性インクによる印刷です。

最初に印刷の原本を作成し、印刷ブラケットから紙に転写する通常の印刷形態で
それが原版となり、大量印刷に適しています。

CMYKカラーの他に、特色(DICカラー)を使うことが出来ます。

商業印刷や美術系の印刷の多くはこのオフセット印刷が用いられています。

■オフセット印刷のメリットは？

・特色は指定色のインクで印刷するのでDICカラーが使えます。CMYKでも可能です。
・大量に刷ると単価が下がります。
・高解像度の原版により、文字の輪郭やエッジがシャープに仕上がります。

■オフセット印刷のデメリットは？

・最初に作成する版の製版コストがかかるため、小部数の印刷には不向きです。
・小部数の印刷も可能ですが、1部あたりの単価が割高になります。
・納期がかかります。(版制作の期間があるため)

オンデマンドとオフセット、どちらを選ぶべき？

クオリティ・綺麗さなら
「オフセット印刷」

早さ・安さなら
「オンデマンド印刷」

ということになります。

クオリティ・品質の良さ、つまり綺麗さという点では「オフセット印刷」の方が有利ということになります。

オンデマンド印刷(カラーダイレクト)も時代と共に品質は向上してきているものの、

カラーコピー機の上位レベルの色表現ということになるため、オフセット印刷にはおよびません。

ですが、小ロットでの印刷の場合、コストや速さの面からオンデマンド印刷の方が有利でしょう。

背景に写真を使う場合など、品質をどうしてもキレイに仕上げたいというご要望がある場合には

オフセット印刷でご注文されることをオススメいたします。

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