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執筆日:2024.02.09

変更日:2025.12.23

執筆者:nikko-glossary

【保存版】フォントの種類と選び方|デザインで印象を変える!福岡のパンフレット制作会社が解説

フォント選びでデザインの印象が変わる!
文書やプレゼン資料、パンフレット、Webサイトなどを作成するとき、 **「どんなフォントを使うか」**で、受け手に与える印象は驚くほど変わります。

同じ内容でもフォントを変えるだけで、「上品で信頼できる」「力強くモダン」「やさしく親しみやすい」といった感情を、言葉以上に視覚的に伝えることができます。つまり、フォントは“デザインの声”そのもの、そしてメッセージのトーンを決める重要な要素なのです。

しかし、「種類が多すぎて選べない」「なんとなく選んでいる」という方も多いのではないでしょうか。

この記事では、代表的なフォントの種類・特徴・最適な用途・プロが実践する選び方のコツを、福岡で20年以上パンフレット制作を手がけるプロの視点から、徹底的にわかりやすく解説します。

 

1.フォントの基本と主要な6種類を徹底解説

フォントは、文字の形やデザインのスタイルを指し、文書の第一印象を決定づけます。まずは、日本語デザインで主に使用される6種類のフォントを、その特徴と心理的効果から見ていきましょう。

1-1.明朝体(Mincho)

〈特徴と心理的効果〉
細い横線と太い縦線、そして筆のハネや留めを再現した**「うろこ(セリフ)」**と呼ばれる飾りを持つのが最大の特徴です。この繊細な構造が、上品・知的・伝統・信頼感といった格式高い印象を与えます。

〈最適な用途〉
長い文章でも目が疲れにくいことから、小説、新聞、ビジネス文書、企業理念や歴史を伝えるフォーマルな会社案内などに最適です。特に和風のデザインや、高級感を演出したい場面で絶大な効果を発揮します。

例)報告書、会社案内、和風デザイン、高級ブランドのカタログ

 

1-2.ゴシック体(Gothic)

〈特徴と心理的効果〉
線の太さがほぼ均一で、装飾が少ないシンプルな構造です。線の太さが均一であるため、視認性が高く、モダン・力強い・明快・安定感といった印象を与えます。デジタル画面との相性も抜群です。

〈最適な用途〉
見出しやタイトル、キャッチコピーなど、瞬時に情報を伝えたい部分に向いています。また、プレゼン資料の本文、Webサイトの本文など、幅広い環境での「読みやすさ」を重視する場合にも第一候補となります。

例)プレゼン資料、広告のキャッチコピー、Webサイトの本文、交通機関の案内表示

1-3.丸ゴシック体(Round Gothic)

〈特徴と心理的効果〉
ゴシック体の角を丸く処理した書体です。ゴシック体の持つ明快さに加えて、やさしさ・温かみ・親しみやすさ・安心感がプラスされます。

〈最適な用途〉
ターゲットが子ども、高齢者、女性の場合、または教育、飲食、医療など「やさしい」イメージが求められる業界に最適です。操作画面や、Q&Aセクションなど、ユーザーの心理的ハードルを下げたい場所にも効果的です。

例)保育園・介護施設の案内、飲食店チラシ、アプリの操作画面、イベントポスター

1-4.筆書体(Brush/Calligraphy)

〈特徴と心理的効果〉
筆の動きを再現した書体で、**伝統的・勢い・力強さ・粋(いき)**といった、和の情緒やエネルギーを感じさせます。楷書体(読みやすさを重視)や行書体(勢いを重視)など、表現の幅が広いのも特徴です。

〈最適な用途〉
居酒屋や和食店のメニュー、年賀状、祭りのポスター、和菓子のパッケージなど、日本の伝統や「職人」のイメージを強調したい場面で存在感を放ちます。

例)居酒屋メニュー、和菓子パッケージ、イベントポスター、日本の伝統文化関連

1-5.デザインフォント(Design/Decorative)

〈特徴と心理的効果〉
手書き風、レトロ、近未来的、ポップなど、特定のコンセプトを極端に表現した個性派フォントです。スタイリッシュ・楽しさ・遊び心など、瞬時にブランドイメージを演出する力が極めて高いです。

〈最適な用途〉
企業のブランドロゴ、特定のキャンペーンタイトル、SNS用画像、イベントのキービジュアルなど、極めて短いフレーズで強い印象を残したい場合に限って使用します。本文には不向きです。

例)ブランドロゴ、イベントタイトル、商品パッケージの名称

1-6.ユニバーサルデザインフォント(UDフォント)

〈特徴と心理的効果〉
老若男女、色覚の個人差などにかかわらず、**「誰にでも読みやすい」**ことを最優先に設計されたフォントです。類似した文字(例:「1」「l」「I」)の区別がつきやすく、文字間も調整されており、可読性・視認性・判読性に優れ、安心感を与えます。

〈最適な用途〉
公共施設の案内表示、病院のパンフレット、教育資料、マニュアル、企業の情報公開資料など、正確な情報伝達と公平性が求められるすべての場面で採用が進んでいます。

例)案内表示、病院パンフレット、教育資料、金融商品の説明書
 
   ▼「6大フォントの基本特性一覧」

2.「読ませる文字」と「見せる文字」の使い分けデザイン原則

デザインにおいて、フォントには大きく分けて「長時間読んでもらうための文字」と「一瞬で注目を集めるための文字」という、異なる役割があります。このメリハリをつけることが、プロのデザインの第一歩です。

読ませる文字(本文向き)の原則:「連続性と低負荷」

小説、レポート、パンフレットの詳細な説明文など、長文に向くフォントは、目の移動をスムーズにし、疲労を軽減するものが絶対条件です。
【明朝体】
筆の流れを汲んだ文字の構造(線の強弱)が、視線の流れを自然に誘導するため、長文読解に最も適しています。落ち着いた、信頼感のある印象を与えます。
【ゴシック体】
Webサイトの本文やマニュアルなど、モダンで情報を整理したい場合は、細め〜標準(Light/Regular)のゴシック体がおすすめです。太すぎると目が滑り、読みにくくなるため注意が必要です。
【UDフォント】
公的な資料や取扱説明書など、誤読が許されない文書では、可読性が最高水準のUDフォント(標準〜細め)を選ぶのが最善策です。

見せる文字(タイトル・キャッチコピー向き)の原則:「コントラストとインパクト」

広告、ポップ、Webサイトのバナー、パンフレットの表紙など、“視線を集める”部分は、本文とは明確に異なるフォントを選び、高いコントラストを生み出すことが重要です。
【ゴシック体】
最も効果的なのは、**太いウェイト(Bold/Heavy)**のゴシック体です。均一な線が力強さを生み、情報を素早く、逃さず伝えることができます。
【デザインフォント】
ブランドやイベントの個性を際立たせたい場合は、デザインフォントを起用します。ただし、読ませる必要がない、2〜3語のキャッチコピーに限定して使用しましょう。
【明朝体】
エレガントさや高級感を伴ったインパクトを出したい場合は、極太の明朝体を選びます。ただし、ゴシック体ほどの即効性はないため、配色やサイズでさらに存在感を出す工夫が必要です。
 
▼「本文と見出しのフォントの組み合わせ例」

3.目的・ターゲット別!プロが教えるフォントの選び方

フォント選びは、デザイナーの主観ではなく、「誰に」「何を」「どう感じてほしいか」という目的に基づいて行うべきです。ここでは、具体的な制作物やターゲットごとに、プロが推奨するフォントの組み合わせと理由を解説します。

3-1.目的別フォント選定ガイド(拡張版)

3-2. フォント選びの3つのNG行動(失敗例)

フォントの選択で多くの人が陥りがちな失敗を避けることで、デザインの完成度は格段に向上します。

1.フォントを使いすぎる(原則3種類以内)

本文、見出し、キャッチコピーでそれぞれ別のデザインフォントを使うなど、多すぎるフォントは混乱を招き、メッセージのトーンが不安定になります。使用するフォントは多くても3種類(メイン、サブ、アクセント)までに絞りましょう。

2.目的に合わない「違和感フォント」

例:厳粛な契約書に丸ゴシック体を使用する、または子ども向けパンフレットに筆書体を使用する。フォントが持つ印象と内容が食い違うと、文章の信頼性や説得力が失われます。

3.可読性を無視したデザイン

細すぎるフォントに薄い色を使ったり、文字と背景の色が近すぎたりすると、そもそも情報が読み取れなくなります。特に高齢者や色覚多様性を持つ方への配慮として、色のコントラストを確保することはプロの最低条件です。

4.まとめ:フォントは「伝わるデザイン」を実現する最重要ツール

フォントは、単なる文字の形ではありません。それは、あなたが伝えたい文章に“感情”と“説得力”を与える存在です。
最終的に、フォント選びで意識すべきは「読みやすさ」という機能性と、「伝えたい印象」というメッセージ性のバランスです。
・明朝体:知的・上品・信頼
・ゴシック体:力強くモダン・明快
・丸ゴシック体:やさしく親しみやすい・温かみ
・筆書体:和風・勢い・伝統
・デザインフォント:個性的・遊び心・コンセプト
・UDフォント:誰にでも優しい・安心
「伝える」ではなく、「伝わる」デザインへ。フォントの力を最大限に活かすことで、あなたの制作物は競合製品と差別化され、より深く、より印象的にターゲットに響きます。

福岡で「伝わるデザイン」を追求するなら私たちにご相談ください

私たち「福岡パンフレット制作.com」は、長年にわたり、福岡の企業の魅力を最大限に引き出すパンフレット、会社案内、プレゼン資料、Webサイトの制作を手がけてきました。

企画の初期段階から、フォント選定・配色・レイアウトまで、目的に合わせた最適な「伝わるデザイン」をご提案。単なる印刷物ではなく、貴社の**「デザインの声」**を形にするお手伝いをいたします。

フォント選定で迷われている方も、お気軽にご相談ください。

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