会社案内は、企業の顔となる重要なツールです。しかし、業種によって求められるデザインは異なります。
この記事では、業種別の会社案内デザインの特徴をご紹介。さらに、各業種におけるデザインのポイントを解説します。
自社の魅力を最大限に引き出す会社案内を作りたい広報担当者は、必見の内容です。
1. はじめに
会社案内は、顧客や取引先に対して、企業の魅力を伝える重要なツールです。 近年では、ウェブサイトやSNSなど、デジタルツールで情報を発信するケースも増えています。しかし、紙の会社案内は、情報量の多さや見やすさ、信頼感などの点で、依然として重要な役割を果たしています。また会社案内は、業種によって求められるデザインは異なります。
◯建築・建設・製造業:技術力や信頼性を強調するデザイン
◯サービス業:親しみやすさや顧客満足度を表現するデザイン
◯小売業:商品の魅力を訴求するデザイン
◯IT・ソフトウェア関連:革新性や先進性を表現するデザイン
2. 業種別会社案内デザインのポイント
2-1. 建築・建設・製造業
技術力や信頼性をアピールしましょう。写真や図表を多用し、製品や技術を分かりやすく説明することが重要です。また、工場や社員の写真を用いることで、企業の雰囲気を伝えることができます。
【建築業デザイン一例】
【建築・建設・製造業におすすめの配色】
色彩は落ち着いたトーンで信頼感を演出するようにしましょう。一般的に信頼の印象を与える色は青系といわれています。
2-2. サービス業
サービス業には、情報サービス・医療や介護サービス・学習支援などの教育サービス・宿泊サービス・美容系サービスなどさまざまな業態が含まれます。それぞれのターゲット層に合わせた親しみやすいデザインが求められます。サービス内容を分かりやすく説明する写真・イラストを用いると効果的です。顧客の声などを掲載して、信頼感や安心感を演出しましょう。
【美容業デザイン一例】
【サービス業におすすめの配色】
色彩は落ち着いたトーンで信頼感と安心感を演出しましょう。一般的に信頼の印象を与える色は青系、安心の印象を与える色は緑系と言われています。
医療・介護系や美容系は、やわらかい配色でやさしさを演出しましょう。医療・介護系で多く使われるのは、緑から青の爽やかな色。美容系は、ピンクやベージュといった優しい色が多く使われています。
2-3. 小売業
小売業は、商品の魅力を最大限に引き出す写真が重要です。ターゲット層に合わせたデザインで、商品の魅力を訴求しましょう。ショップの雰囲気を伝える写真やイラストも効果的です。
【小売業デザイン一例】
【小売業におすすめの配色】
小売業では、顧客の年齢層にあわせた配色が必要です。
20代では、全体的に色や彩度の区別なくカラフルなものが多く、ポップで明るいデザインが受け入れられやすいといえます。奇抜で個性的な色の組み合わせを視覚的に問題なく受け入れられるのもこの年代の特徴だと思います。
30代からは派手さや華やかさよりも落ちついたキレイで爽やかな色、もしくは落ち着いたトーンの色合いが好まれるようになります。そのため、沢山の色を使わず、ワンポイントに色を使うパターンがいいでしょう。
40代は、エレガントさや高級感、知性を感じる色が求められるようになります。カジュアルなものでも、どこかに落ち着いた大人な雰囲気が必要になります。
50代以上は、男性は、青、緑などの寒色系が上位です。70代以上は他の年代に比べて紺を好む人が多くなっています。 女性はややバラツキが見られますが、どの年代でもピンクが最も好まれ、オレンジも比較的人気が高いなど暖色系が好まれています。
2-4. IT・ソフトウェア関連
ITやソフトウェア関連は、革新性や先進性を表現するデザインが求められます。企業理念やビジョンを分かりやすく伝えることが重要です。サービス内容を説明する図表やイラストも効果的です。
【IT・ソフトウェア関連デザイン一例】
【IT・ソフトウェア関連におすすめの配色】
先進性・近代性を演出しましょう。一般的に先進性・近代性の印象として白・グレー・青系・彩度の高い緑色と言われています。
3. まとめ
会社案内のデザインは、ターゲット層や企業の強みに合わせて、最適なデザインを選択することが重要です。業種別のポイントを参考に、自社の魅力を最大限に引き出す会社案内を作成しましょう。
また下記の項目を意識することで、より効果的な会社案内を作ることができます。
◯企業の強みや訴求ポイントを整理する
◯デザインコンセプトを決める
◯写真や図表を効果的に活用する
◯信頼できる制作会社を選ぶ
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